油断しないで骨折予防
風も軽やかに、花の香たちこめる好季節となりましたが、ご機嫌いかがでしょうか
突然ですが…
わたくしリハビリスタッフのキヤは昨年、鼻の骨をを折りました
他にも過去には指、肋骨や仙骨と骨折を経験しております
50歳過ぎた自分の骨の状態を確認してみました
当院にはレントゲン室に骨密度を計測できる機械があります
腕を入れて計測
数分後には結果が分かります
この結果で重要なのは
若年成人の平均骨密度との比較
80%以上が正常
70~80%未満の方は要注意
70%未満の方は…骨粗しょう症と判定されます
私の場合は
93%でしたが…
2年前は97%でした
この2年間でー4%!?
このままでは4年後には77%…骨粗しょう症予備軍となってしまいます
まだ大丈夫なんて思っていると大変なことになります
骨は日々新陳代謝(リモデリング)しています
古い骨を壊す(骨吸収)と骨をつくる(骨形成)が繰り返され健康な骨を維持しています
このバランスが崩れると骨粗鬆症となり骨がもろくなります
骨粗しょう症になると肩、脚の付け根、手首、背骨などがちょっとしたことで骨折しやすくなります。
骨量は20代頃最大になり徐々に減っていきます
しかし
学生の頃などに無理なダイエットをしていたりすると30代でも骨がもろくなることがあります
特に女性は妊娠後や閉経後にホルモンのバランスが崩れ、骨量が減ることがあります
若いからと油断しないくださいね
わたしは大丈夫と思っている方、骨粗しょう症チェックしてみましょう
1 背中が丸くなった/身長が低くなった
2 年齢が50歳以上
3 持病がある(糖尿病、関節リウマチ、副甲状腺機能亢進症、慢性閉塞性肺疾患、肝臓の病気など)
4 過度の飲酒
5 喫煙
6 運動不足
7 若い時にダイエット
8 家族の骨粗しょう症
いかがでした?
1、2を含め複数項目があてはまる人は、骨粗しょう症による圧迫骨折の可能性大です
1以外の複数項目があてはまる人は、骨粗しょう症の可能性ありです
どれもない方も、骨折予防をしましょう
骨粗しょう症の治療には、
食事療法(カルシウム、ビタミンD、ビタミンKなど栄養素をとります)
運動療法(骨に負担をかけて骨を強くします)
薬物療法(お薬で骨を強くします)
当院のお薬では半年に1回の注射と、月に1回の注射による治療がございます
年齢によっては骨粗しょう症による骨折が入院・寝たきりにつながることもあります
気になる方は、まずはお手軽な骨密度測定を是非とも!
春とはいえ花冷えの日もございますので、ご用心くださいませ