骨粗しょう症について
骨粗しょう症とは、骨がスカスカになり、骨折しやすくなる病気です。骨がスカスカになると、荷物を持ち上げる、尻もちをつくなどちょっとしたことで背骨がつぶれてしまいます(背骨の骨折)。しかし、転んでないし痛くもないので大丈夫という訳でもない所がこの病気の怖いところ。気が付かないうちに背骨がつぶれているなんてこともあるのです。
骨粗しょう症とは、骨がスカスカになり、骨折しやすくなる病気です。骨がスカスカになると、荷物を持ち上げる、尻もちをつくなどちょっとしたことで背骨がつぶれてしまいます(背骨の骨折)。しかし、転んでないし痛くもないので大丈夫という訳でもない所がこの病気の怖いところ。気が付かないうちに背骨がつぶれているなんてこともあるのです。
骨粗しょう症になる人の割合は、年齢が高くなるほど上がり、60歳以上の女性の3人に1人、70歳以上の女性の2人に1人は骨粗しょう症といわれております。
該当するものがあったら要注意!医師に相談してみましょう。
当院では前腕でDEXA法という測定方法で骨密度を計測します。
主に腰の骨の状態を調べます。
血液検査で「骨代謝マーカー」と呼ばれる値を調べることで、骨密度が今後どのように変化していくかを予想することができ、治療の必要性や治療方針を決めるのに役立ちます。血中のカルシウム濃度なども併せて調べます。
治療法は大きく3つあります。
大きく分けて、骨吸収を抑制(骨を壊れるのを防ぐ)するものと骨形成を促進(骨を造る)する薬があります。患者様にあった薬を処方されますが、決められた量の薬を飲む必要があります。また、注射での治療もあります。
宇宙飛行士は地球への帰還後、骨や筋肉が出発前より弱っているそうです。(無重力なので身体にかかる負担が少ないため。)
骨に適度な刺激が加わる運動をすることで「骨」や「筋肉」が強くなります。
筋肉がつけば寝たきりの原因となる「転倒」の予防にもなります。
まずは1日10分~。慣れてきたら15分、20分と増やしていきましょう!(週2~3日から始めましょう。)
【ポイント!】
左右1分間ずつ、床につかない程度に片脚をあげます。1日3回行います。
【ポイント!】
骨を元気にする栄養素を摂りましょう!カルシウムは骨をつくります。1日の摂取目安は女性650mg、男性700mgです。
ビタミンDはカルシウムを効率よく吸収するのに欠かせないものです。
魚類・きのこ類を摂取しましょう。
また、ビタミンKはカルシウムが骨から出ていくのを防ぎます。納豆、緑黄色野菜を摂取しましょう。
必須栄養素を充足するためにも3度の食事は大切です。
800mg / 1日(骨粗鬆症の場合)を摂るためには、これらは必須です。
スキムミルクは効率よくカルシウムを摂取できる食品です。
魚などの骨は酢で調理すると柔らかくなり、また吸収率も高まります。
コーヒーなどの嗜好品の摂りすぎに注意しましょう。タバコは骨粗しょう症の原因のひとつなので、禁煙しましょう!